耐えるのだ
5/10水曜日の夜
片付けを手伝ったあとの帰り道ああもう4つ隣の駅にげきちゃして向かうことはないんだと思った
一緒に住んでいたときはあまり仲が良いとは言えなかったけど離れてわかる兄弟の大切さというものか弟が4年遅れてこっちにきたときは本当に嬉しくって共通のテニスの趣味もあって頻繁に連絡を取ったり週一で会ったりごはんに行ったりそれはとてもとても楽しい時間だった4つも年上なのにごはんを全然奢られせくれなくて本当に参ってようやく最近奢らせてくれるようになったのにもう頻繁にごはんも行けない距離になっちゃったよ
5/14日曜日の昼
弟からもう使わない羽毛ぶとんを受け取ってこれは弟が今度こっちに遊びに来たときに使う用に
予想以上の早い訪問に着古された24じかんてれびのTシャツを着て運転席にいる彼にお世話になりますお願いしますと言葉をかけて発車する車
助手席から手を振る弟
マンションの階段駆け上がって自室に飛び込んだわたしは震えて泣いていた
後悔と寂しさであほほど泣きじゃくって
るのになぜかお花摘みに行きたくなって向かったらなんだよ羽毛ぶとんを持ってきてくれたついでにトイレを貸したらあやつ蓋を閉めていかなかった蓋を閉めないやつは絶対に許さない地元にでも帰って彼と幸せになりな